書き出して、俯瞰して見る
ブログの内容なんにしよう?
今日のランチはなんにしよう?
お腹がボコボコしてるなぁ・・・コーヒーの飲みすぎかな?このままだとキツイなぁ・・・。
・・・・・・
・・・
悩みは、これくらいです・・・。
悩みとは言えないでしょうか(笑)
さて、自律神経を乱す原因の一つに「悩み」があります。
あえて私が言うまでもなく、体のことで心配なことがあったり、対人関係で何か問題を抱えていたり、仕事で不安なことがあると、交感神経が高まり、副交感神経は下がっていきます。
体が、一種の緊張状態や興奮状態の続いている環境になるからです。
そんな時にぜひ試してみるのをお勧めしたいのが、「考えていることを全部書き出す」という方法です。
手を動かして書いている時は、あまり深く考えず、思いついたことを紙に書き出すという行為そのものに没頭するようにしてみましょう。
そもそも、頭の中だけで考えていると「同じことを繰り返してしまい、結局はまとまらない」ということになりがちだからです。
みなさんもきっと、経験があることでしょう。
そんな時は、「解決策がすぐには見つからない」あるいは「解決策はあるけれどなかなかそれを実行できない」という状態に陥りやすくなります。
つまり、「どうしよう・・・、でも、できないなぁ・・・」といった堂々巡りの状態です。
しかし、そのままずっと同じことを考えていても自律神経は乱れる一方。
血流は悪くなる・・・脳は正しく機能しなくなる・・・感情のコントロールは効かなくなる・・・そんな状態で悩み続けていても、思考はマイナスの方向へ行ってしまうだけのように思います。
そこで、思考を一旦切り離し、状況や感情など何でも構わないので、考えていることをとにかく紙に書いてみましょう。
そうやって「形にすること」がとても有効だからです。
悩みを形にすると人は安心できるんですよ。
職場の環境や家庭のこと、子供の問題、両親の健康状態、お金の悩みなど、どんな内容でもとりあえず書いてみてください。
「小さな悩みだから・・・」とか「この歳でこの考え方は恥ずかしいかも・・・」なんて躊躇する必要はありませんよ。
文章の構成や内容の整合性なども、吟味しないでいいんです。
とりあえず、手を動かして書き出してみてください。
実際にやってみるとわかるのですが、頑張って書き出してみても、ほとんど時間がかかりません。
堂々巡りで悩んでいた時間の半分以下の時間も、書いていられないと思います。
頭の中だけだと30分でも1時間でも、時間があればあるだけ延々と考えてしまうのに、書き出すとなるとそんなに書くことがない、書き続けることができないことがわかるはずです。
せいぜい10分以内かと思います。
書き出してみることで、どれだけ同じ思考が繰り返されていたかを認識できるはずです。
人は、知らないことや漠然としたこと、形にならないことに不安をおぼえます。
頭の中だけで考え続けると、不安をどんどん膨らませてしまって身動きがとれなくなってしまいます。
紙に書いて形にして、それを俯瞰することができれば、自律神経を乱さずにすみます。
頭の中で問題が形にならずに、ひたすら堂々巡りしているときは不安ですが、書き出して形にしてしまえば、それだけで少しは安心できますよ。
まずはこの、「少しの安心」を手に入れてから悩みに向き合ってみてはどうでしょう。
もちろん、それであなたの問題が解決するとは言いません。
ただ、悩みを解決するには、脳が最高のパフォーマンスを発揮していた方が、後悔しない選択ができそうな気がしますよね。
そのためにも、血流を良くして、脳にブドウ糖をしっかり送りましょう。
「悩み事を解決するために書く」などと考えてしまうと余計なプレッシャーを感じてしまいますので、とにかく書いて「形にする」「それを俯瞰する」というだけの気持ちで手を動かしてみてください。
自律神経が整った状態で問題と向き合うことで、最善の判断ができるはずですよ。