正しい知識と優しい施術で、産後のバランスの崩れた体を回復させる!

産後に出てくる様々な不快な症状の原因は・・・

「骨盤が開いている」ことではありません!

読んで安心してください

詳しい説明はこれから順にしていきますが、先に結論からお話しておきますと、

出産後普通に退院できて、普通に生活を送ることができているのであれば、ほぼ問題なく骨盤は元に戻っている ということです。

もし、骨盤が開きっぱなしになっているのだとすれば、それは医学的には恥骨結合離開(恥骨離開)といって、激しい激痛が伴い歩行困難になってしまいます。

改善するまで安静を余儀なくされるレベルの状態です。

ですから、

「骨盤が開いている」と言われたからといって心配する必要はありません

安心してこのページを読み進めて、本当に必要な「産後の身体のケア」について知ってください。

そして、

「体勢を変えたときに腰が痛い」
「下っ腹のポッコリがもどらない」
「妊娠前のジーンズがはけなくなった」
「出産してからお尻が大きくなった」
「出産したらО脚になった」
「体型にメリハリがなくなった」

といったお悩みを解消してください。

骨盤について正しく知りましょう

骨盤は、左右の「寛骨(腸骨+坐骨+恥骨)」と「仙骨」、「尾骨」から構成されています。

骨盤のまわりには関節があり、仙骨と左右の腸骨の間の「仙腸関節」、左右の恥骨の間の「恥骨結合」、腰椎と仙骨の間の「腰仙関節」や寛骨と大腿骨の間の「股関節」があります。

骨盤は、人の身体の中心にあり身体の中でも大きい筋肉が付着しており、まさに上半身と下半身を繋ぐ土台です。

上半身と下半身を安定させるという重要な役割のほかにも、腹部の消化器系や生殖器系の臓器を支えて保護するという役割も担っています。

それだけ大きな役割を果たしている骨盤ですから、骨盤が安定して良い状態であることが、人にとっていかに重要なことか想像できるのではないでしょうか。

もしも、骨盤がグラグラで安定していなかったなら、私たちは歩くことすらできません。

ですから、骨盤の結合部である仙腸関節や恥骨結合は、ちょっとやそっとじゃ形が崩れないように、とても強靭な靭帯(骨と骨を繋いで安定させるための結合組織)で幾重にも覆われています。

下の図を見てもらうとわかるように、骨盤の前面も後面も強靭な靭帯がくまなく覆っています。

プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版 より引用

プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版 より引用

恥骨結合についてもしっかり靭帯で覆われています。

プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版 より引用

ちょっとやそっとのことで「骨盤が開く」「骨盤がズレる」ということがないのがわかってもらえたのではないでしょうか。

「骨盤が開いている」「骨盤がズレている」って、本当!?

あなたは、「骨盤が開く」「骨盤がズレる」と聞くと、どういったイメージをされますか?

おそらく、恥骨結合や仙腸関節が開いたりズレたりして骨盤の形が大きく変形してしまっているというようなイメージではないでしょうか。

しかし、先程説明したように、

骨盤は強靭な靭帯で幾重にも覆われ、筋肉でも補強されているので、恥骨結合も仙腸関節も、普通に生活をしていて大きく「開いたり」「ズレたり」することはありません。

では、全く動かないのかというとそうではなく、唯一大きく動くときがあります。

それが、出産のときです。

女性は妊娠すると「リラキシン」というホルモンが体内で分泌されます。このホルモンは妊娠6週目から出産までの間に分泌され、出産しやすいように靭帯を柔軟にする作用があります。「リラキシン」が分泌されることで骨盤の結合が緩み、出産をスムーズに行えるようにしてくれるのです。このホルモンは出産したあと徐々に分泌されなくなってくるのでそれに伴い、全身の靭帯も硬くなってきます。

骨盤の後面にある仙腸関節は不動関節と言われており、数ミリ程度の可動域しかありません。
リラキシンが作用した緩んだ状態でも10mmにも満たないと言われており、恥骨結合が開くのも出産時の最大負荷がかかる時(赤ちゃんが骨盤を通り抜けるとき)で30mm~40mm程度と言われています。

そしてそれは、

赤ちゃんが通り抜けるときだけ瞬間的に開くのであって、リラキシンの作用で柔軟さの出ている軟部組織の引き戻す力が働いていますので、出産後そのまま開きっぱなしになるものではありません。

「一人目の出産後、骨盤矯正をしなかったからずっと骨盤が開いているかも。」ということはありません のでご安心ください。

「産後の身体のケア」が必要な理由は?

当院がなぜ「産後の身体のケア」をお薦めするのか?

それは、「妊娠中に習慣になった悪い姿勢や間違った身体の使い方を本来の自然な状態に戻して、育児を楽しんで欲しいから。」

妊娠中に癖のついてしまった悪い姿勢や間違った身体の使い方を産後も続けていると、身体の様々な不調や体型の崩れの原因となってしまう可能性があります。

言うまでもなく、妊娠する前から何らかの不調が出ていたという方は、それまでの姿勢や身体の使い方にも問題があったと考えられますので、この機会に解消してもらえればと思います。

バランスの崩れた状態で生活していませんか?

出産後、骨盤は出産前と比べて大きく変わっている点があります。

これが、産後の身体の様々な不調や体型の崩れの原因になるのですが・・・、

一体何だと思いますか?

もちろん、骨盤の開きや骨盤のズレはではありません。

出産後、骨盤が開いたままになっていたり、ズレたままになっていることはないことは先程お話しましたね。

答えは・・・、「骨盤の傾き」です。

 

出産後、様々な不快な症状が出たり、体型が崩れたりするのは骨盤の傾きに大きな原因があります。

妊娠中はお腹が大きくなるにつれて、上半身を後方へ反って重心のバランスを取ろうとします。

いわゆる「反り腰」の姿勢です。

必然的に、妊娠中は「反り腰」の姿勢で多くの時間を過ごすこととなります。

もともと腰が反り気味の方は、より強く「反り」が加わることになります。

それによって腰まわりの筋肉には負担がかかり、筋肉が緊張しっぱなしの状態となり、痛みが発生するようになるのです。

妊娠中の腰痛や背中の痛み、肩こりのほとんどは、この「骨盤の傾き」に原因があると言えます。

では、出産後「反り腰」がなくなれば全て解消するのかというと、実際にはそう上手くいかないことが多いようです。

なぜなら、出産後も「反り腰」を維持してしまっているから。

妊娠中に緊張しっぱなしで縮こまってしまった筋肉は、すぐには柔軟な状態に戻ることはできないのです。

だから、出産後も「反り腰」を続けてしまうのです。

また、脳が間違った身体の使い方を「正常」だと認識していることも「反り腰」を維持することを助長します。

妊娠中の姿勢(反り腰)や身体の使い方を続けてしまうことが、出産後の不快な症状を引き起す原因!

ですから、骨盤の開きを閉める「産後の骨盤の矯正」に限定しないで、身体全体のバランスを整えることが大切なのです。

腰が反っていることで、筋肉に余計な負担がかかる!

腰が反るということは、本来の理想的な姿勢でいることに比べて、様々なバランスが崩れることになります。

本来使うべき筋肉が使われず、使わなくてよい筋肉を使うことになるので、余計な負担がかかります。

また、日常生活の中で本来使うべき大きな筋肉群を使えなくなることで、全身の代謝が下がります。

つまり、エネルギーを消費しにくい太りやすく痩せにくい身体になってしまいます。

内臓機能が低下する?!

反り腰になることで、内臓は下方に下がり骨盤内部では前方に押し出されることになります。

外見的にはぽっこりお腹になります。

このような状態は、内臓に圧迫を与えますので、内臓機能の低下に繋がりやすくなります。

内臓機能が低下することで消化器系の活動が制限され、身体の基礎代謝が低下していきます。

これも、結果として太りやすい体質にしてしまう原因の一つとなります。

産後お尻が大きく見えてしまうのは・・・、
股関節のねじれが原因!

「ジーンズが脚の付け根から入らない」理由もこれが原因です。

妊娠中は重心が前方にいきます。

バランスを取ろうと反り腰になるのですが、それに伴い自然と股関節は内向きにねじれてきます。

内股の状態です。

内股になると太ももの骨の出っ張りの部分(脚の付け根)が外にせり出し、お尻が横に広がったように見えます。

しかしこれは決して、出産で骨盤が開いたからではないのです。

骨盤が前に傾いたことで、脚の付け根の出っ張りが飛び出しているのが原因です。

当然、このように股関節が、本来の状態と違う状態にあるということは、機能できない筋肉群があるということです。

大きな筋肉が上手く使えない状態が続けば筋力は低下し、お尻も垂れ下がって見た目も悪くなる上に、身体の代謝も下がってますます痩せにくい体質になってしまいます。

「産後の骨盤矯正」の本来の目的

ここまでの内容を少し整理してみます。

出産後の女性の身体で問題の原因となるのは、

「反り腰で股関節がねじれた状態が続いてしまうこと」
「間違った身体の使い方を脳が覚えてしまっていること」

です。

そして、これらが身体本来の機能の発揮を妨げる原因となって、

腰の痛み
尿もれなどのトラブル
寝ても疲れがとれない(回復力の低下)
顔や脚のむくみ
ぽっこりお腹
体重が落ちにくい体質になる
産前のズボンが履けなくなる

といった不快な症状を引き起こすことになります。

逆に言うと、あなたに今出ている不快な症状は、「骨盤の開き」や「骨盤のズレ」とは関係がない!ということです。

骨盤が開いたり、ズレたりするものではないことは、先程も説明しました。

レントゲンで見比べても違いが見えない程度の、些細な開きやズレを矯正することが大切でしょうか?

あなたがこれらの症状を改善するために本当に必要なことは・・・

「反り腰と股関節のねじれを取り除く」
「脳が覚えてしまった間違った動きを正常にする」

といったことに加えて、

身体本来の機能を活かせる身体の状態にしていくこと】

なのではないでしょうか。

当院には「産後の骨盤矯正」といった名称のコースはありません。

そんな名称によって、単純に骨盤が開いている、ズレているといったことに焦点を当てさせることは、本質を見えにくくしてしまうからです。

骨盤はあくまで身体の一部で、それだけで存在し機能しているわけではありません。

人の身体は自動車とは違い、部品を変えれば機能するほど単純なものではありません。

身体全体で調和を取りながら存在しているのです。

「身体が本来持っている機能を発揮しやすい状態にすること」

これが、妊娠・出産という大仕事を終えたあなたに「本当に必要なケア」だと考えます。

そんなことに焦点を当てて施術を受けることで、これまでの生活習慣や身体の使い方なども省みることができ、今後の子育てで身体にかかるであろう負担も軽減することができます。

産後の骨盤矯正!いつから受けていいの?おすすめの期間は?

お客様のリアル口コミ

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整骨院Axis 院長 仲松大地

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