お腹のトレーニング(初級編)
日常生活を快適に過ごせる身体に必要なことは、「自然な動作」ができることです。
ですから、「お腹のトレーニング」とは言っても、お腹の筋肉の特定の部位だけを鍛えればいいわけではありません。
身体の機能的な動きに着目したトレーニングで、『自然な動作ができる身体』になってください。
筋肉の連動性や協調性が高まり、バランス能力や身体能力が引き出されることで、本来の快適な身体が手に入るはずです。
お腹のトレーニングで鍛えられる筋肉
腹直筋(シックスパック)、腹斜筋(ウエストのくびれ)、鋸筋、肋間筋、横隔膜、腹横筋、グリップ、大腿直筋、縫工筋、股関節前部の筋肉 など
Step1
ニー・タック
やり方
- 椅子の端に座り、両手で椅子の両端をつかみます。
- 身体を少し後ろに傾け、脚をまっすぐ伸ばします。その際、足は床から離すようにします(←スタートポジション)。
- そこから、膝を胸に近づけるように引き上げていき、限界まで引きつけます(←フィニッシュポジション)。
- フィニッシュポジションで1秒静止してから、ゆっくりとスタートポジションに戻ります。
- 繰り返します(その間、足は床につかないようにします)。
ポイント
※ 膝を引くときに息を吐きながら、限界にくるまでに完全に息を吐きだすことで、腹筋を強く収縮させることができます。
※ 動作中呼吸を止めないで、呼吸のリズムを乱さないようにしましょう。
※ 自分にできる回数から始めて、決して無理をしないようにしましょう。
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Step2
フラット・ニー・レイズ
やり方
- 床に仰向けになり、両足を揃えて、腕は身体に沿って伸ばします。
- 90度程度に膝を曲げて、床から足を5センチ程度持ち上げます(←スタートポジション)。
- ゆっくりと足を持ち上げていき、膝が股関節の真上、太ももが床に対して垂直になるまで上げていきます(←フィニッシュポジション)。
- フィニッシュポジションで1秒静止してから、ゆっくりとスタートポジションに戻ります(このとき、床に足はつけない)。
- 繰り返します。
ポイント
※ 脚を持ち上げるときに息を吐いていき、スタートポジションに戻るときに息を吸うようにしましょう。
※ 動作中は呼吸を止めないで、呼吸のリズムを乱さないようにしましょう。
※ 自分にできる回数から始めて、決して無理をしないようにしましょう。
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Step3
フラット・ベント・レッグレイズ
やり方
- 床に仰向けになり、脚を揃えて伸ばします。腕は身体に沿って床に置きます。
- 膝を45度程度に曲げて脚を持ち上げて、足を床から5センチ程度離します(←スタートポジション)。
- 膝の角度は変えずにゆっくりと脚を持ち上げていき、脚が骨盤の真上にきたら止まり1秒静止します(←トップポジション)。
- ゆっくりと脚を下ろしていきスタートポジションに戻ります。そこで1秒静止します。
- 繰り返します。
ポイント
※ 脚を上げるときに息を吐き、下ろすときに息を吸うようにしましょう。
※ 動作中はお腹の筋肉の緊張を抜かないようにしましょう。
※ 動作中は呼吸を止めないで、呼吸のリズムを乱さないようにしましょう。
※ 自分にできる回数から始めて、決して無理をしないようにしましょう。
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