『疑ってみる』ことを習慣にすると惰性でするより成長します

習慣的にやってませんか?

沖縄では、朝でも夜でも、車を走らせているとランニングをしている方をよく見かけますね。

私ごとですが、近年はほとんど走ることもなくなったので、そんな方を見かけると、「頑張ってるなぁ」「あの頃はよく走っていたなぁ」など過去を思い返してしまいます。

さて、沖縄ではマラソン大会が本当に多く、県内のマラソン大会の紹介された雑誌が発売されていることからも、マラソン人気の高さを感じます。

また、沖縄にとどまらず、多くのマラソン大会が日本全国で開催されており、健康志向の高まりを嬉しく思います。

 

ストレッチって、ランナーに限らずスポーツをしている人なら、やってない人はいないくらいメジャーな存在なのではないでしょうか。

何かスポーツをされている方は、各々の競技でより良い結果を残すために、日頃からハードな練習を積み重ねているはずです。

ハードな練習で酷使した筋肉をそのまま放置してしまうと、疲労からの回復が遅くなり、筋肉が硬くなり可動域が狭くなります。

そんな状態になるのを避けるために、筋肉の柔軟性を回復させようと練習後にストレッチをする・・・

そんな方は多いのではないでしょうか。

ハードな練習をした後は、全身に大量に汗をかくほど全身が温まっています。

ですから、ストレッチをするには理想的なタイミング・・・に思えてしまいますよね?

 

しかし、ハードな練習をした後やフルマラソン直後にストレッチをするのは避けるのが賢明です。

 

42.195キロを走るフルマラソンは、一歩が仮に1メートルだとすると左右各10,000回以上も着地を繰り返すことになります。

マラソンに限らずジョギングの着地の際には、体重の2~3倍の衝撃が足首や膝、股関節など、下半身を中心に加わります。

体重70キロの人なら、着地するごとに140キロか~210キロもの衝撃が、下半身の筋肉や関節に加わることになります。

ですから、フルマラソンを走り終えた後の筋肉のダメージは想像以上。

実際、ミクロレベルで見ると、脚の筋肉のあちこちで筋肉の繊維が切れている状態なのです。

筋肉の繊維が切れているような状態でストレッチをしてしまうと、筋肉のダメージがより大きくなり、フルマラソン後の疲労回復が遅れる原因にもなります。

 

フルマラソンや高強度の練習の直後にやるべきなのは、ストレッチではなく筋肉を冷やすアイシングです。

 

アイシングとは、急性のスポーツ障害のケア法の一つで、文字通り、氷や保冷剤などで患部を冷やす処置のこと。

炎症を起こして熱を持ったり痛みを感じたりしている患部をアイシングすると、血管を収縮させたり神経の感度を下げたりすることで、急性の炎症や痛みを和らげることができます。

 

ストレッチをするのも、マラソン前の練習内容に戻すのも、体の回復具合を見ながら焦らないで調整していくことが大切です。

筋力の低下を恐れて休めない心理が働くこともあるかと思いますが、体を傷めずに練習をすることが質の高い練習をすることにも繋がりますので、しっかりと休養もとられてください。

自分の体と相談しながら、労わりながら楽しまれてくださいね。

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整骨院Axis 院長 仲松大地

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